雨男には何か恋愛でいいことあるんだろうか?
俺は、いわゆる雨男だ。生まれた日も大雨だったというし、遠足や修学旅行も大抵雨。女の子に告白するときだって、いつも雨だった。大事なことがあるときは、いつも雨なのだ。もちろん、遠足や泊まりがけの修学旅行は雨だった。そんな俺だが、デートはいつでも雨だったりする。「いつも雨だと恋人とデートするのも大変でしょ?」そんな声を友人から発せられるのだが、そんなことはないって思うのだ。確かに、旅行に行くといったときはとても不便だ。沖縄で巨大台風と遭遇したときは泣いたもんな。
実際に、隣にいた彼女は半ベソかいてたっけ。「どうして私たちと同じタイミングで台風も上陸しちゃったのよ?」遠回しに責められる俺。でも、総合的に考えたら雨デートで、「良いこと」のほうが多いかもしれないな。初めてデートする女の子に「もうさ、ホテルで泊まっちゃおうよ」なんて言われるなんて貴重な経験だろう。それもたしか台風で、電車が止まっちゃったときのことだった。
「なぁ、駅はすげー人だなぁ」「ならタクシーかなぁ?」もちろん、タクシーだって行列だ。そんなときに彼女が言った一言だ。それと、雨デートだと自然と室内デートが増えるわけで、そうなるとイチャイチャ度が上がる気がするのだ。「うわぁ、すげー雨だなぁ。どうする?俺んちで映画でも借りて観る?」「うーん、そうだね」こんなに簡単に自分の部屋に入ってくれるのも雨が「背中を押してくれた」からだ。あとは、映画を観ながらイチャイチャしはじめればいいのだ。あとは、ショッピングモールとかに詳しくなるかもな。一日いてもとりあえず飽きないし、お互いの好きなものとかをじっくり共有できるっていうメリットがあるな。適当に本屋で立ち読みしてたら、彼女が言うわけ。「あ、この服超ほしい!」ショッピングモールだとこんな台詞を返せるのだ。「なら上の階で見てみる?そのブランド入ってるでしょ?」あとは、予算を決めてお互いが分かれてプレゼントを買い合うという遊びも面白い。そう、雨だって恋愛は楽しめるのだ。